西道南_3

７月５日（木）　　

　昨年、一応北海道一周歩きにけりをつけるべく函館を出発したが、台風に遭遇し松前で中断してしまった。今年こそは完歩と決意して出かけたのだが・・・
　９：３０　昨年の中断地松前に行くため、札幌からの函館行き高速バスを利用。今までは夜行便を利用することが多かったが、先日古希の誕生日をを迎えさすがにもう余り無理は出来まいと、今夜は函館に泊まり、明朝松前に向かう。７０歳になると小樽市ではふれあいパスという市内バスが半額になる補助がある。先日市役所に行ってその手続きをしてきたので、今日自宅から小樽駅まで乗るバスがその初利用。JRで札幌へ。札幌駅前バスセンターから先日予約済みの高速はこだて号に乗車。ところがこのバス、乗客は他に誰もいない。一応予約の時、座席は指定されているのだが、運転手が「今日は他に誰もいないから好きなところに座って良いですよ」というので一番前の席に座る。予約が一人もいなくても走るのですかと聞いたら、帰りの便もあるので空でも走るそうだ。
１７：０５　函館駅前着。今夜は朝市の隣にある東横インに泊まる

７月６日（金）

　６：２０　ホテルを出て、６：５３発のJR江差線で木古内へ。
　９：００　木古内駅前発の松前行きバス。
１０：３０　松前到着。道の駅北前船松前のレストランは１１時からだが、今朝の朝食も簡単なものしか食べていないので、買い物などしながらしばらく待って名物の殿様丼というのを食べてから出発。
　

道の駅北前船松前	この殿様どんぶりというのを食べてから出発
弁天島手前でカモメが歓迎？見送り？	建石にある立石三十三体観音像。もともとは江戸時代文化年間に立てられたが明治になって函館に移されたため、昭和の初期に安置されたが、風化が激しくなり昭和６３に地元有志によって新たに建立されたとか
途中道端に変なものがあって、展望台かと思ったがフェンスが巡らされていて中に入れない。水道関係の施設か	折戸浜海水浴場付近。まだシーズン前ではあるがトイレなどの施設も使えない状態でシーズン中は客が来るのかとという感じ
開校131年を誇る館浜小学校も時代の波には勝てず来年３月で閉校だとか	館浜から札前へはR228に平行する福山街道と呼ばれる旧道を通ってみる。車には全く出会わない
道端の野生のアヤメがきれい	江良の火葬場の敷地を借りて野営。葬儀がなければ訪れる人もなく静か

　　本日の歩行　１８．９Km

７月７日（土）　　

　４：００　起床。昨夜は静かでよく眠れた。
　５：４５　出発。R228は新しくできた道路なので市街地は通らずバイパス的な感じで道路沿いには何もない。江良にはコンビニくらいあると思っていたが、下に降りて市街地を通ればあったかも知れぬが、このR228沿いにはスタンドはあってもお店はない。暑くなりそうなので氷が欲しいが回り道をする気にもなれないのでそのまま国道をすすむ。原口も同じような状況。休憩するような場所もなく、道路脇に腰を下ろして休む。
　９：４０　小砂子（ちいさご）。ここは菅江真澄の日記にも出てくるので何か史跡か記念碑みたいなものがあるのではないかと思い、寄ってみた。神社があったので何かあるかも知れぬと行ってみたがそれらしいものはない。神社の前で草取りをしていた人がいたので聞いてみた。菅江真澄のことは知っていたが、ここにその関連の史跡等は知らないという。しばらく休憩してあきらめて出発。この辺り崖の連続で、今でこそR２２８が整備されてこの国道を通る分には楽だが嘗ては大変な難所であったであろう。
１３：００　石崎。途中全く店屋が無かったので、石崎ならばコンビニくらいあるだろうと期待していたがない。一旦国道筋で町外れまで行って、戻って町中の道を歩いてみたが、雑貨屋さんもない。諦めて先に進む。
１６：４０　汐吹展望公園。東屋もあるので今日はここで野営。夕日がきれいだった。

鴨津橋をわたった所から振り返って大島中学方面を望む。昨夜寝た高野斎苑の建物が丘の上に見える	二越橋から海岸線を望む
この辺り「まむし注意」の看板が多い	律儀なことに注意看板の１０ｍくらいの近くにいたマムシ
海岸線はほとんど崖続きなのでたまにある沢沿いに集落が密集する（原口大橋から原口の漁港方面を望む）	こんな所にもマムシ注意の張り紙（小砂子バス停）
高台にある小砂子小学校	小砂子小学校の前から下の集落の方に降りる屋根付き階段。小学生の通学用だと思われるが、あまり使われていないのか途中あちこちにクモの巣が張っていた
小砂子神社	Ｒ２２８へ戻る途中から小砂子集落、日方泊岬の灯台方面を振り返る
このような景色が連続する	石崎橋の欄干に飾られた七夕。そういえば今日は七夕か
汐吹展望公園の東屋の下でテントを張る	展望公園から見る夕日