７月９日（日）　曇り　

別海ふれあいキャンプ場は温泉もあって、整備されとても良いキャンプ場だったが、昨夜は非常識な泊まり客がいて大変迷惑だった。 数家族で一緒に来たらしい一団が一晩中飲んで騒ぎ、３時過ぎになってようやく寝たが、もう明るくなって結局ほとんど眠れなかった。中高校生でもあるまいし、いい大人が周りの迷惑ということを考えられないのだろうかと全く腹立たしい。 　３：４０　起床。 　６：１０　出発。幸い近くにコンビニがあって、大きなバス待合室もあるので弁当を買って朝食。 しばらくは昨日と同じような景色が続き、やがて風蓮湖の近くに来ると湿原の風景になる。	風蓮湖に続く湿原
１３：１０　厚床駅。駅前の喫茶店で昼食を取り、駅でこの辺に新しく出来たAB-MOBITの築拓キャンプ場の場所を確かめる。 AB-MOBITというのは、厚床、別当賀（べっとが）エリアの村島、小笠原、馬場、伊藤、富田という５人の酪農家が結成したメンバーの頭文字で牧場体験や牧場散策、牛などとのふれあいを通じて農業に対する理解と支援を受けたいと考えて始めたプロジェクトで、キャンプ場もその一つ。 駅にあるパンフによると、厚床駅から４Kmくらいあって歩くと５０分くらいかかると書いてあるが駅の人によると、そんなにはかからないはずだ、３０分くらいで着くのではというので取りあえず歩き出す。昨夜の寝不足もあってちょっと辛い。結局やはり５０分くらいかかった。	AB-MOBITのTの富田牧場内にある 築拓キャンプ場
築拓（チクタク）キャンプ場。手前のサイトには ウッドチップが敷いてありフカフカで気持ち良い	サイロ形のトイレのドアの取っ手は鹿の角

　本日の歩行　２７Ｋｍ

７月１０日（月）　曇り

３：４０　起床。 　６：１５　出発。 昨夜は前の晩の寝不足もあったが、静かでぐっすり眠れた。 野宿をした朝は大体、インスタントものかコーヒーとパンなどの軽い朝食を食べるが、物足りないのでコンビニなどがあれば弁当などを買って食べ直す。今朝も厚床駅前まで戻るとコンビニがあったので弁当で二度目の朝食。 しばらくはまた単調なR４４を進む。 途中でポニーに小型の荷車を引かせて荷物を載せ、歩いている人に出会った。北海道一周をしようと思ったが、トンネルが多いところは歩けないので諦めたと言っていた。	可憐な道端の花
これはゲンノショウコの仲間のフウロ草の一種？	野生のルピナス
ポニーを連れて歩いていた人。 車にお気をつけて	交通事故現場。農業用トラクターに追突した模様 だが幸いあまり大事故にはならなかった様子。
牧草は以前はサイロに入れて発酵させていたが、建設費もかかるし中にガスがたまって中毒死するような事故もあるので最近はサイロを使わずにロールにしてビニールでラップするようだ。 こうすると、賞味期限は２年くらいもつという。 そのビニールラップの色は白と黒の２種類あって、大体どちらか一方の色を使っているようだが、中には２色、更に両方を使ってスイカの模様にしたものもある。 これって手間がかかると思うが農家の人の遊び心なのだろうか。見ていて何となく楽しくて穏やかな気分になる。

１１：２０　道の駅スワン４４ねむろ。昼食。 出発以来ずっと野宿だったので今夜は根室市内で民宿に泊まることにして道の駅の宿泊案内の看板を見ながら電話予約。案内板の位置図を見て根室支庁裏にある民宿ときわ（常盤町にあるから）が分かりやすいので電話するとOKとの返事で一安心して出発。 １６：００　根室支庁前着。民宿ときわを探すとすぐに看板が見つかったが行ってみると玄関に移転した旨の張り紙と地図を貼ってある。早合点して良く確認しないで該当場所と思われる所に行ってみるがない。 電話で確認すると反対方向だというので戻って反対側へ進むと今度は前を通ったのに見過ごしてかなり先まで行ってしまう。 結局１時間くらいうろうろしてようやく到着。

道の駅スワン４４ねむろ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　道の駅食堂からの風蓮湖のパノラマ写真

オンネトーとオンネトー大橋	民宿ときわの夕食。 花咲ガニが丸ごと一匹付いた

根室に滞在していると、朝８時と午後３時の２回、「嵐も吹けば雨も降る・・・」の歌詞で有名な「ここに幸あり」のメロディーのチャイムが流れてくるのに気づく。 最初聞いたときはなぜこの曲なのかと思った。根室の気候の厳しさを表しているのかとも思い、根室出身の同僚に聞くと、この歌は作詞が高橋掬太郎で作曲が飯田三郎というゴールデンコンビなのだが二人とも根室出身なので二人の業績を称えるために採用したとのこと。 根室市役所前にはその碑がある。

　
　本日の歩行　３８Ｋｍ