作者プロフィール　　

名　前

　小倉　英尊（おぐら　ひでたか）。表題の「おぐらあん」は自分の家の意の「小倉庵」と自分が甘いもの、特に粒あんの大福やきんつばが大好物なので、あんこの「小倉餡」から取った。

略　歴

　１９４２年、九州の大分県で生まれ、福岡県の田川で生育。大学卒業まで九州にいたが、北海道に行ってみたいと思い、北海道で高校の数学教員となり、そのまま３８年間教員生活。２００３年３月で退職。この間、結婚、２人の子供にも恵まれ、現在は妻と小樽市に在住。

動　機

　高校時代から陸上競技の長距離をやっていましたが、もともと陸上選手としての才能は無いので目立った競技実績はありません。ただ、走ることは好きだったので、仕事の合間を見てはジョギングを続けていました。しかし、在職中はともかく、退職後はただ走っているだけではつまらないのと、健康のことも考えて（血圧が少々高く、糖尿も境界値）歩く方が健康的だと思うようになりました。
　折しも２００３年の７月、フォトジャーナリストの石川文洋さんが、６５歳の挑戦として宗谷岬から故郷の沖縄まで歩き、その間の日記をホームページで紹介するという記事を新聞で見、これを追っかけていました。同時にインターネットで調べてみると同じようなことをやっている人がたくさん居て、刺激を受け、楽しませてもらって大いに参考にさせてもらいました。
　パソコン歴は長く、自分で組み立てをしたり、ＥｘｃｅｌやＡｃｃｅｓｓの操作は得意ですが、美的センスがないのでホームページの作成は今まで二の足を踏んでいました。しかし他の人のホームページを見ているうちに、記録を残しておくことの必要性と、もしこれを見て参考にしてもらえる人が１人でも２人でもいればと思い順次、ホームページにまとめることにしました。

これまでの準備と今後の予定

一応、’０３年３月で退職しましたが、学校側の都合で１年間は非常勤講師として週２日だけ引き続き勤務することになりました。
　そのほかにも陸上競技協会の役員もやっていてそちらの方の仕事もあり、余り長期の旅行は出来ませんので、この２年間は準備期間としてトレーニングのつもりで暇を見て、２〜３日から１週間程度の短・中期間の徒歩旅行をすることにしました。
　退職したとき、かって担任をしていた卒業生達が退職慰労会を開いてくれ、そのときに今後の予定を聞かれたので、出来れば北海道から九州まで歩いてみたいと思っているという話をしました。すると、では私たちも応援しますので頑張って下さいというわけで登山用具専門店（札幌秀岳荘）の商品券をプレゼントしてくれました。それを元に早速必要と思われる物を買い込んできました。以下はそのリストです。
　今までも車やオートバイでよく旅行していましたから上記の物品は一応揃っていましたが、歩き専用ということで多少高くても軽くて収納寸法が小さいことを考えて買い換えました。実際に歩くときはその他にレインスーツ、着替え、食料、水等を入れてほぼ１０Ｋｇです。最近の物は本当に軽く小さくできていて携帯には便利だという実感を得ました。野宿をせずに旅館や民宿を利用すれば、荷物は半分以下に減らせると思いますが、私としては野宿をしない徒歩旅行は価値半減だという気がします。もちろんすべて野宿というわけでなく、３泊のうち２泊、少なくとも半分は野宿でと思っています。ただし、余程の田舎か山を歩くとき以外は食事は外食のつもりです。
　さて、いよいよ歩き始めることになるわけですが、’０３年は全国中学の大会が札幌で開催されたりして、陸上競技の方が忙しくなかなか暇が取れませんでした。ようやく８月に２日間、９月に３日間、１０月に２日間の３回だけ自宅近くのコースを設定して歩くことができました。
　’０４年はもう少し暇が取れそうなので１週間くらいの日程で飛行機の安い時期をねらって本州方面へ出かけようと思っています。今、具体化しているのは５月１４日〜５月２３日に今年世界遺産に登録予定の熊野古道を歩くことにしています。その後も房総、伊豆、能登などの半島巡りをしたいと思っています。そして’０５年には列島縦断を実現させたいものです。その後も歩ける限りは全国各地を歩き回りたいと思っています。その都度記録がまとまりましたら順次このホームページに掲載します。

２００４年３月

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