北海道一周歩きも６年目。昨年、日高の浦河から出来れば函館までと思って歩き出したが、途中雨の日が続く予報だったので苫小牧で中断。今年は何とか函館まで１０日間くらいで歩きたいと出かけたが・・・・・。７月２０日（月） １日目 苫小牧 → ポロト湖畔６：５０発の始発の市内バスで駅まで行くつもりで家を出たが、バス停で地図の入ったマップケースを忘れて来たことに気付き、家まで戻る。このため次発のバスは２０分後だが、JRの接続がうまく行かず、結局予定より１時間ほど遅れて１０時過ぎに苫小牧に到着。苫小牧市はさながら王子製紙の城下町の感がある。駅のすぐ近くに王子製紙の工場があり、王子町、王子通り、王子神社などの名前がみられる。 １１：２０ 糸井。今朝、朝食が早かったのでお腹が空いてラーメン屋さんで早めの昼食。 １４：４５ 社台駅でコーヒーブレイク。５０分 １６：２０ R36から白老市街へ向かう市道に入り、途中にあった食堂で夕食。 １７：３０ ポロト温泉入浴。 １８：４０ ポロトの森インフォメーションセンター前の東屋でテントを張る。 |
 スタートの苫小牧駅前 |
 明治４１年から昭和２６年まで苫小牧ー 支笏湖間を走っていた王子製紙軽便鉄道 |
 R36沿いには郊外型の店が多い |
 墓石屋さんの前に置いてあったフクロウの彫刻 |
 R36の道沿いはちょっとした原生花園。 ヒオウギアヤメなどが咲いている |
 頂上は雲に隠れているが樽前山も見える |
 白老ファーム |
 牧場内を移動するサラブレッド |
 ポロト湖の向こうにはアイヌコタンが見える |
 ポロト温泉。４００円と安かった |
 入浴後、ポロトの森へ |
 インフォメーションセンター前の広場。キャンプ場もあるが、ここからさらに２ｋｍも奥へ入らなければならないので、誰も居ないし、この東屋でテントを張らしてもらう |
本日の歩行 ２３Kｍ７月２１日（火） ２日目 ポロト湖畔 → 幌別４：１５ 起床。この東屋は広くてテント収納などもやりやすい。簡単な朝食。５：４５ 出発。間もなく霧雨のような雨が降り出し、リュックカバーを掛け傘を差して歩く。 ８：００ 荻野駅でコーヒーブレイク。４５分 １０：０５ 竹浦駅。雨が降り続いているのでここでもしばらく休憩。 １２：３０ 虎杖浜。「アヨロ温泉３００円」の看板が目に入り、まだ歩いている途中だが、雨で寒いので温泉に入っていくことにする。温泉に入ってしばらく休んでいる間に幸い雨が上がる。 １４：００ 出発。 １４：３０ 登別駅前の食堂で食事。この後デジカメの調子が悪くなって、電源ボタンを押してもすぐ閉じてしまう。電池を交換してみても同じ状況。ひょっとして雨による湿気の為かと思い、ケースから取り出し、手に持ってしばらく乾燥させながら歩いてみる。これが功を奏し、回復する。 １７：３０ 幌別駅。今は雨が上がっているが、依然として曇っていて今夜また降りそうなので駅前のビジネス旅館に泊まることにする。歩いていると言ったら、宿泊料４，５００円のところ４、０００円に負けてくれた。さらに「うちで作ったものだけど良かったらどうぞ」と弁当を差し入れてくれた。 |
 ドイツ風な白老の駅 |
 駅の横は公園になっており、デゴイチを置いてある |
 花壇の花もきれい |
 野生の月見草なども咲いている |
 雨が降り出し、サイクリングをやっている若者も バス停で雨宿りをする様子 |
 自分も竹浦駅でしばらく休憩 |
 竹浦駅を出発すると、丁度到着した列車から降りてきた人が声を掛けてきた。韓国から来てこの市場で働いている由。赤いジャンパーの人 |
 サービスをしてもらった幌別駅前の旅館ひいらぎ |
本日の歩行 ３６Kｍ７月２２日（水） ３日目 幌別 → 室蘭７：００ 出発。昨夜はやはり雨で泊まって良かった。１０：４０ 室蘭イタンキ浜。海水浴場で休んでいるとき、曇ってはいたが丁度日食が始まる時間で、太陽の周りだけが雲が薄くなり、太陽が欠けているのを見ることが出来た。この辺りでは５０％くらい。 １３：４０ 地球岬。この後また雨が降り出す。 １６：１０ 室蘭駅前。今日は予定では白鳥大橋をバスかタクシーで渡り陣屋跡の辺りで野宿するはずだったが、昨日と同じような天気で今夜も雨になりそうなので駅前のビジネスホテルに泊まることにする。 |
 イタンキ浜海水浴場。海に入っている人は誰もいない |
 丁度始まった日食。太陽の周りだけ 運良く雲が薄くなって見ることが出来た |
 イタンキ浜から地球岬へのD919は曲がりくねった細い道だが高いところを通っているので室蘭の町を眼下に見下ろして良い眺め。 |
 トッカリショの絶景は中々迫力がある |
 地球岬に立つ |
 地球岬の灯台。天気が良ければ駒ヶ岳が見えるはず |
 地球岬から市内へ向かう途中にある墓地の休息所。 清水が湧き出していて休むには絶好の場所 |
 JR室蘭駅は新しくモダンな建物に建て変わったが 趣のある旧駅舎も近くに保存されている。 |
本日の歩行 ２６Kｍ７月２３日（木） ４日目 室蘭 → 有珠昨夜泊まった駅前のビジネスホテルミリオンも朝食付で４，０００円と安かった。昨夜も雨が降ったので結果的に泊まって正解。８：００ 出発。白鳥大橋は歩行者は通行できないので、バスかタクシーを利用しなければ渡れない。橋の袂まで３ｋｍくらいあるので歩いているうちに適当なバスに乗ろうと思って出発した。１時間に１本くらいはあるのだろうと思っていたが、途中のバス停で時間を見ると午前中は１本だけ。しかし幸いに４０分後にあるので、橋の袂まで歩いて１０分ほど待って無事乗ることが出来た。 橋を渡った最初のバス停で下りて（１区間だが２６０円もした）また歩き始める。 １０：２０ 黄金駅でコーヒーブレイク。３０分 １３：００ 北舟岡駅でも休憩。なるべく国道のR３７は避けてD７７９を歩くのでコンビニや食堂などはほとんどない。舟岡の市街地でようやくラーメン屋を見つけて昼食。 １４：４０ 伊達市街地の東浜町で、おほり川という小さな川に沿って、D779から平行するR37の間に遊歩道があったのでこれを通ってみる。気持ちの良い散歩道でR37にある道の駅「だて歴史の杜」の前に出る。以後、有珠までR37を歩く。 １７：２０ 有珠駅前のコンビニで食料を仕入れ、有珠海水浴場のキャンプ場へ向かう。 １８：００ 有珠海水浴場着。このハイシーズンに他に誰も居ない。寒くて海水浴どころではないという感じ。砂浜にテントを張って野営。誰もいないので夜は大変静かだった。少し離れた洞爺湖でやっているロングランの花火打ち上げを見て寝る。 |
 港の文学館前にある棟方志功版画碑 |
 政宗の兜をイメージした伊達橋 |
 おほり川沿いの散策路 |
 川の中に敷かれた飛び石 |
本日の歩行 ２９Kｍ７月２４日（金） ５日目 有珠 → 豊浦３：５０ 起床。このキャンプ場は水道の設備や東屋の様なものもないので、テントを収納して早々に出発。駅の近くに自然公園というのがあったのを昨日海水浴場へ行くときに判っていたので、そこまで行ってベンチで朝食。５：５０ 出発。今日は礼文駅まで行って、列車でしか行けない秘境駅としてしられる小幌までJRで行き、また礼文駅まで戻ってくる予定でいた。しかしデジカメが先日と同じ状態になり電源が入らない。同じようにカメラをケースから取り出して手に持ち、しばらく乾燥させてみたが、今回は回復しない。これでは写真の記録が取れないというのと、ずっと天気が悪くて少々気が滅入り、今回は豊浦まで行って中断する決心をする。 ９：１０ 豊浦駅。９：４５に東室蘭行きの列車があるので、これで取りあえず東室蘭まで戻ることにする。 東室蘭から札幌行きの高速バスがあったので、これに乗り札幌へ。 １６時頃、帰宅。 本日の歩行 １３Kｍ ５日間の合計歩行距離 １２７ｋｍ |
かかった費用 |
| 項 目 | 金 額 | 備 考 |
| 交通費 | 6,080円 | 自宅〜苫小牧、豊浦〜自宅 |
| 宿泊費 | 8,000円 | ２泊 |
| 食事 | 3,650円 | 食堂 ５回 |
| 食品、飲料 | 5,187円 | コンビニ等 |
| 温泉 | 900円 | ２回 |
合 計 |
23,817円 |
